きんもくせいの香り

PARFUM AUX PARADISという香水・・。
たまたま通りかかった駅ビルで、ムエットをもらい・・。
きんもくせいの香りでした。
わたしは毎年その時期、町を歩くのがとてもすきなのです・・。
どこからともなく花の香りがして・・。
そこの香水屋さんのオリジナルなのだそうです。

父が亡くなった後、しばらくばたばたが続いていました。
母は気丈に振舞っていましたが、さっき本屋で「親が死ぬまでにしたい55のこと」という本があり（以前テレビでもどこかで放映されてた気がしますが）たとえば、親と離れて暮らしている場合。1年間で親に会えるのは、お正月とお盆の6日間しかないとしたら、・・6日間といっても、1日のうち親と一緒にいる時間は1日の半分以下。多くて11時間と計算してみてみると。仮に親が現在60歳で80歳まで生きるとしたなら、こんな数字がはじき出されます。・・という話が出ていました。
・・・非常に少ないです。それを思った時、涙が出てしまい・・両親ともっと時間を過ごしたいと思ったのですが・・。
親にしても、叔父叔母にしても、私自身が歳をとるにつれ、残る時間は少なく・・・、やさしく声をかけてくれる肉親に今何ができるだろうと思います。

道すがら、お年寄りと目が合うと、どうしても両親の姿と重なり、微笑みかけてしまいます・・。
相手もとてもやわらかく笑顔で返してくれるのですが・・。

歳を重ねるにつれ・・、別れも多くなります。やはりとても痛みをともなうものだから・・、皆の明日が幸せでありますように・・。