占いについての話

先日鑑定してた時、お客さんが、前に家族が占い師に観て貰った時、一生いいことないって言われて、何年経ってもその言葉が忘れられないみたいなんですとおっしゃっていました。
私もいわれたことあるよ。18の身空で。（たまたま通りかかったファッションビルで、手招きされたから、じゃ、ちょっとと見てもらっただけだけど）

「うーん、一生いいことないね」

しかしなんてそんな心無い事言えるんだろうね。
私の知っている方も昔そんな事を言われたようである。何の占法でなのかわからないけど。そういう心無い占いの話を聞くと、正直「」な気分になります。
実際、占いでそういわれたからと落ち込んで引きずる人もいるのです。

私は当時既に占いをかじっていたし、「そうか？」と思った程度だったけど、18なんて歳で人生いいことないよ宣言なんてされたら、受け取り様によってはそれこそ悲惨もいいところだと思います。。

私は他の占い師（先生・友人）に後日だいぶ経ってから、「どうでしょう^^;）と聞いてみたけれど、「そんな事ないと思うよ、これくらいのチャートでそれを言ってたら」という返事でした。
そのお客さんのいう生年月日（家族）も見たけど、「なにをもって？」と思うようなチャートでした。
確かに運勢は多少の波はあったにしても、一生・・って人の人生をわずかな時間の鑑定で観れるとは思えないです。
もし駄目なら、何が良くないのかどうしたら良くなるのかをきちんと説明する事が大事なのではないでしょうか。
私は18の時、そんな事を言われて（当時占い師になるつもりはなかったけど）今、「そんな占いはしない、したくない」という戒めになっています。カードにしても、カードの持つ意味を伝えてはいきますが、マイナスの側面があったとしても、それをプラスに転じるにはどうしたらいいかも伝えられる限りは伝えるようにしています。
星にしてもデジタルに吉凶ではなく、その人の持つ素材をおいしく調理するにはを考えていくようにしています。

何年か前から来てくださってるお客さんは「先生の鑑定ってすごく独特ですよね」というけれど、他の方の鑑定がどうなのかはわからないです。
でも元気になって帰って欲しい、明日につなげていくために精一杯やりたいと思う気持ちはとても強いです。

占いは不幸を当てるためのものではありません。
自分の人生をよりよく生きていくためのものです。